資格試験や昇進試験など、大人になっても勉強する人が増えているようですね。
この機会に、書斎の風水環境を見直してみませんか?
運気をアップさせる、デスクの向きや室内のレイアウトなどについてご紹介します。
また、風水の改善方法も解説していますよ。
この記事を読むことで風水の知識を得て、より良い取り入れ方がわかるようになります。
勉強運や作業効率をアップさせたい人は、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
風水の歴史
風水は六千年以上前から存在する、歴史のある学問です。
最初は古代の人々が生き抜くために、どんな環境下で過ごしたら良いのかについて研究したことから始まります。
やがて、時間の流れによる影響も加味されるようになったのです。
古代の人々は風水により、どこに居住地を構えれば安全に過ごせるか、どこへ行けば食料を得ることができるのかなど、生きていく上で重要な知恵を得てきました。
風水は人々にとって、それほどに身近で重要な存在だったのです。
風水の基本と取り入れ方のコツ
風水は巒頭(らんとう)と理気(りき)という二つの観点から見ます。
巒頭は目に見える環境を重視し、理気は運気の流れを見るものです。
今回は、誰でも取り入れやすい巒頭風水について解説します。
また、注意点としては、風水のベースには「凶を押さえて吉とする」という考え方があることです。
つまり、風水はあえてネガティブな要素を見つけ出そうとする傾向があります。
そこでこの記事を読んで、「うちって悪いところだらけだな」と深刻に捉えないことがポイント。
100点満点の風水ができている家は、実際にはほとんどないからです。
「取り入れられるものがあればやってみる」というスタンスでいると良いでしょう。
書斎は何の運気と関係する?
書斎が司るのは、勉強運です。
書斎の風水が良ければ、作業や勉強がはかどりやすいとされています。
言い換えれば、書斎の風水において重要なのは、いかにして落ち着いて集中できる空間作りができるかどうかです。
はかどりやすい環境が整っていれば、勉強で結果を出したり知識を蓄えたりして、成績アップが期待できるでしょう。
これは避けたい、書斎の風水のNG例
ここから、書斎の風水において避けたいポイントをご紹介します。
ぜひあなたの書斎をチェックしてみてくださいね。
デスクの前面が壁に付いている
デスクの前に壁があるのは、できれば避けたいケースです。
風水では、建物の目の前には明堂(めいどう)というスペースがあることが好ましいとされています。
デスクを建物に見立てると、デスクの前方には広々としたスペースがほしいところ。
デスクの前面が壁にぴったり付いていると、スペースが確保できず、勉強で成果が出にくいとされています。
ドアの延長線上にデスクやイスがある
ドアの延長線上にデスクやイスがあるのは、良くないとされています。
例えばドアの目の前や、ドア側の壁にあるといったケースですね。
ドアは通常、頻繁に人の出入りがあるものです。
そのため、ドアを開けた際の振動が伝わる位置にデスクやイスがあると、集中を妨げてしまいます。
ドアに背を向ける
ドアに背中を向けると、人の出入りをすぐに察知できません。
すると、いつ誰が入ってくるかわからないという無意識のプレッシャーを感じやすくなります
そのため、作業がはかどりづらくなるでしょう。
また、ドアは外部とつながる部分です。
そのため、ドアが人の視線として感じられることがあります。
「なんだか後ろから見られているような…」と意識することで、作業効率が低下する可能性があるのです。
イスの後ろが窓
窓際は光が差し込むため、一見風水として良さそうですよね。
しかし、イスの後ろの窓は「支えのない状態」と見なします。
風水では、建物の後ろには玄武(げんぶ)という壁や山があることが好ましいのです。
安定感のあるものに支えられることで、勉強へのやる気を発揮しやすくなります。
建物をイスに置き換えると、イスの後ろの窓は「後ろ盾がない状態」を表し、勉強の成果が出にくくなる可能性があるのです。
また、窓によって外部から干渉されているように感じ、集中を妨げることにもつながります。
デスクやイス付近に梁(はり)がある
デスクやイスの近くに梁があるのも、気を付けたいポイントです。
例えばデスクの上の天井や、イスの横に壁の梁があるケースですね。
梁は無意識にプレッシャーを与えるとされているため、そこで作業をすると疲れやすくなったり、作業のパフォーマンスが低下したりする可能性があります。
開運に導く、書斎の風水術とは?
ここから開運に導く、書斎の風水術を解説します。
集中できる環境作りをするためには、どうしたら良いのでしょうか?
基本的には当たり前のことをすれば良いので、理論的にはそんなに難しいことではありません。
では、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
デスクの前に空きスペースを作ろう
デスクの前に空きスペースを作りましょう。
風水では建物の目の前に水の流れや水たまりがあると、幸運がやってくると言われています。
デスクの前の空きスペースは、その水の役割を果たすのです。
そのスペースのサイズ感は、大きければ大きいほど良いとされています。
間取りの事情で、どうしてもデスクの前が壁になってしまう場合は、大きめのデスクを使用するのがおすすめです。
その際、なるべく奥行きの広いものが望ましいでしょう。
その奥行きが、幸運を運ぶ水の代わりとなるのです。
デスクの側面は壁に付けよう
デスクの側面は壁にぴったりとくっつけましょう。
なぜならデスクの側面が壁から離れていると、不安定で頼りない心持ちになるからです。
ですので、デスクの側面を壁にくっつけることで、周りからの助言や引き立てを受けやすくなると言われています。
その結果、勉強で成果を出すことにつながるでしょう。
イスの後ろを壁にしよう
イスの後ろについて、壁になるようにする、本棚を設置するといったことがおすすめ。
背後が安定することで、身を守られている感じがするからです。
例えば、飲食店の上座を思い浮かべてください。
一般的には店内の一番奥が上座だとされていますよね。
そして実際、「上座は壁を背にする席」の場合が多いです。
心理学の観点からも、壁を背にした席に座ると、交渉事が有利に運ぶと言われています。
このようにイスの後ろを安定させれば、落ち着いて作業ができるでしょう。
また、イスの後ろに窓がある場合はカーテンを設置してください。
そしてデスクを使用する際は、カーテンをしっかり閉めておくと良いでしょう。
すると後ろが安定し、作業に集中できるはずです。
ドア側に顔を向けよう
デスクを使用する際、顔はドア側に向いていると良いとされています。
ドアが視界に入っていれば、いつ誰が出入りするのかがわかりやすいですよね。
理想のレイアウトは、ドアの対角線上にデスクを設置することです。
集中力がアップして、勉強の内容が頭に入りやすくなるでしょう。
ドア付近にガードを設置しよう
ドアの延長線上にデスクやイスがある場合、ガードになるものを設置すると良いでしょう。
例えばドアにのれんをかけたり、ドア付近についたてを置いたりといったケースですね。
そうすることで、ドアが発するプレッシャーを和らげることができます。
静かな環境
書斎は静かな環境であることが望ましいです。
どんなに他の風水を良くしても、基本的なことをおざなりにしてはいけません。
作業に集中するためには、静かで落ち着けるかどうかが重要です。
近隣の騒音が気になる場合は、防音カーテンや防音マットを設置するなど、防音対策を実施してみてくださいね。
整理整頓しよう
書斎は整理整頓し、きれいな状態をキープしましょう。
書斎が整っていれば、計画的に作業を進められると言われています。
逆に部屋が散らかっていると注意力が散漫になったり、必要な書類がすぐに出せなくてストレスを感じてしまったりするでしょう。
また、意外に気を付けたい点としては、書斎に趣味関連のものを置くのはおすすめしないということです。
特に自宅で勉強したり作業したりする場合は、自己管理が重要。
勉強と趣味のスペースをきっちり分けて、メリハリを付けることを意識しましょう。
梁は隠そう
デスクやイスの近くに梁がある場合は、布で覆ってカバーするのがおすすめです。
すると、梁が発するプレッシャーから身を守ることができます。
もう一つの改善策としては、風水アイテムである横笛を置いても良いでしょう。
風水で横笛を使うのは、中国の有名な伝説「八仙人」の一人、韓湘子(かんしょうし)が笛の名手であることに由来します。
他にも八仙人それぞれに関連する道具があり、それらは風水アイテムとして用いられているのです。
風水を実践する際の注意点
風水の注意点としては、風水は実践した方が良い人としなくても良い人がいるということです。
もし現在なかなか作業がはかどらない、結果が出ないという人は、今回紹介した風水術を実践してみてください。
一方で、現在は勉強の調子が良い、作業に集中して取り組めているという人は、無理に風水術を取り入れる必要はありません。
なぜなら、あなたにとっては今の環境がベストな可能性があるからです。
厳密にいうと、その家によって適切な風水術は異なります。
今回は比較的万人向けの風水をご紹介しましたが、現状がうまくいっている場合は、特に手を加えなくても良いかもしれません。
今のあなたの状況を考慮して、必要であれば風水を実践してみてくださいね。
環境を整えて運気アップ!
この記事では、勉強運をアップさせる書斎の風水をご紹介して来ました。
ポイントは、きちんと勉強に集中できる環境作りについてでしたね。
作業がはかどる環境であれば、努力の成果が表れやすくなるでしょう。
まずは取り入れやすいものから、トライしてみてください。