片想い中の人や、複雑な恋愛をしている人にとって、つい気になってしまうのが相手の気持ち。「この恋は叶うのか」「彼は私を愛してくれているのか」と考えれば考えるほど、彼の気持ちを知って安心したいと思ってしまうでしょう。
ですが、本人に直接聞くことはできない…そんなときにおすすめなのが、占いです。気になる彼の気持ちを知ることで安心できるのはもちろん、今後の対策を練ることにも役立ちます。
今回は、お相手の気持ちを占うのに適した占術をご紹介。また、相手の気持ちを占うには向いていない占術も併せて解説します。
占いは大きく分けて三種類ある
相手の気持ちを知りたいときに占いが有効とは言っても、占いにはたくさんの種類が存在します。そのため、相手の気持ちを知ることができるものと、そうでないものがあるのです。
「彼の気持ちを知りたくて占い師に相談したのに、占術を間違えて肝心の彼の気持ちを知ることができなかった…」などと占術のチョイスを誤って痛い思いをすることがないよう、事前に占いの種類を知っておくのが良いでしょう。
占いは、大きく分けて3種類あります。
- ト術:カード占い(タロットカード、オラクルカード)、ルーン占い、アストロダイス、おみくじなど
- 命術:占星術(西洋占星術、インド占星術、宿曜占星術)、九星気学、四柱推命、数秘術など
- 相術:風水、姓名判断、人相学など
ト術は、いわゆる偶然の一致によってお悩みを解決する占い。占う度に結果が変わってしまうものですから、刻一刻と変化する問題について占うことに適しています。例えば、相手や自分の気持ちであったり、数日から数ヶ月単位の近未来であったりと、移ろいやすい問題を占うならト術がおすすめです。
命術は、すでに決定された要素から占うものです。例えば生年月日であれば、誕生したときに決定されていますよね。また、出生時刻や出生地も変わることのない要素ですから、命術で扱います。この命術は変化する問題を占うよりも、変わらない運命や、性格、相性について占うことが得意。そのため、移ろいやすい相手の気持ちを占うことには適していません。
相術は、対象となるものの形や様子で占うもの。例えば人相や手相から性格や運命を予測したり、家の間取りから住む人に与えられる影響や運勢を見出したりします。基本的に人間の心理とは関係することのない占いですから、相手の気持ちを占うことにはあまり適していません。
そのため、相手の気持ちを知りたいのであれば、ト術を選ぶと良いでしょう。ただ、ト術はあくまで一時的なことを占うものですから、「彼と結婚できるかどうか」などの運命や、「彼と私は上手くいくか」などの相性も併せて知りたい場合は、命術と組み合わせて占うことをおすすめします。
相手の気持ちが分かる占い①タロット
タロットは、ト術の代表選手。合計78枚の中から出現したカードによってお悩みを占います。
例えば、「片思いをしている彼の気持ちと、今後の展開を知りたい」というお悩みで、彼の気持ちに『女帝』、未来に『世界』、対策に『戦車』のカードが出たとすると、「今彼はあなたのことを異性として意識しているので、自分から告白などのアプローチをかければ3ヶ月以内に彼と付き合うことになる」という意味になります。
このように相手の気持ちはもちろん、今後の展開や、望んだ未来を実現するためのアドバイスも導き出せるので、恋に悩む女性にとっては万能の占いと言っても差し支えないでしょう。ただし、彼との根本的な相性や運命を知りたい場合は、タロットだけでなく占星術などの命術を併用するのがベターです。
相手の気持ちが分かる占い②ルーン占い
ルーン占いもト術の一つです。習得している占い師は少ないものの、北欧の秘術として密かな人気を博しています。
北欧の地で信じられてきた神の言葉を聞くことができるというルーンからは、人間の知り得ない高次元的なメッセージを得ることができます。例えば、彼の本音はもちろん、これから来る未来についても占うことが可能です。
占い方はタロットとほとんど同じではありますが、もともと娯楽として生み出されたタロットに対して、神々に対する信仰心から生まれたルーンは、良いことも悪いこともズバリ伝えてくれる占い。
タロットカードでは納得の行く答えが出なかったというときや、神々からのアドバイスが欲しいと考えている場合には、ルーン占いをチョイスするのが良いでしょう。
相手の気持ちを占うことには適さない占い①占星術
占星術は、天体の動きや、星座の組み合わせによってあらゆる物事を占う命術です。そんな占星術ですが、日本でもっとも知られている西洋占星術の他に、インド占星術や宿曜占星術なども存在します。
優れた占星術師の中には、性格や相性から相手の気持ちを予測することができるという先生もいますが、基本的には刻一刻と変化する相手の気持ちを占うことにはあまり適していません。
ただ、占星術師と呼ばれる占い師たちは、ほとんどがタロットカードやオラクルカードを習得しています。
占星術師で気になる先生がいたら、「相性や運命だけでなく、彼の私に対する気持ちも知りたいのですが、タロットなどはできますか?」と聞いてみると良いでしょう。彼の気持ちも占ってくれるはず。
相手の気持ちを占うことには適さない占い②数秘術
数秘術は、生年月日や電話番号などの数字を使って性格や運命を占う命術です。数秘術は占星術と違って占える範囲が狭く、占星術師のような数秘術の専門家も少ないので、あまり応用が効かないという弱点があります。
そのため、相手の気持ちを占いたいときには適していません。また、相手の性格や二人の相性から気持ちを予測するのにも向いていないでしょう。
ただ、電話番号で占うことができるので、「気持ちだけでなく二人の相性も知りたいけれど、彼の生年月日が分からない」という場合にはおすすめできる占いです。タロット占い師の中には数秘術が使える先生も多くいますから、タロットと数秘術で占ってもらうことで、生年月日が不明の彼の気持ちと相性を知ることができるでしょう。
相手の気持ちを占うことには適さない占い③風水
現代では占いとして知られている風水ですが、もともとは環境学として生まれました。そんな風水は、「人や物は、置かれた環境によって運勢や運命が決まる」という考えのもと、建物やインテリアを最適化する学問です。
風水では、仕事運を良くする仕事部屋のインテリアや、恋愛運をUPさせるための鏡の置き方などを知ることはできますが、相手の気持ちを占うことはできません。
「彼との関係を改善するために、今私のことをどう思っているのか知りたい」と考えているなら、風水ではなくタロットやルーンなどのト術を選ぶのがベター。
ですが、恋愛運を高めたい場合にはおすすめできる占いです。タロットなどで彼の気持ちを知った後に、風水で恋愛運を高める方法を聞くのであれば良いでしょう。
まとめ
彼の気持ちを知りたいという欲求は、恋をしている女性にとって当然の感情です。コッソリ占いで彼の気持ちを知るということに罪悪感を覚える方もいるかもしれませんが、今後の対策を練ったり、良い未来を実現したりするためには彼の気持ちを理解することが必要不可欠。
何としてでも彼との関係を良くしたいと考えているのであれば、一度タロットやルーンなどの占いを受けてみるのが良いでしょう。