みなさんはマヤ暦という暦を知っていますか?言葉だけは聞いた事があるという人は多いかもしれません。
マヤ暦は様々な周期を組み合わせた非常に複雑な暦です。その中でもバクトゥンという周期は187万2000日と言う、気の遠くなるような時間を示しており、一時はマヤ暦が示すバクトゥンの終わりが人類滅亡の日と世間で騒がれた時期もありました。
そんなマヤ暦ですが、実はただの暦ではなく人の本質を見極めるのに非常に役立つ占いの一種でもあるんです。ただし、マヤ暦は個人が独学で占うにはあまりにも複雑なため、一般には普及が難しいという側面があります。
あまり詳しく解説するとかなり難解な記事になってしまうので、本記事ではマヤ暦の歴史やどのような占いかをわかりやすく解説します。
マヤ暦とは
マヤ暦は古代マヤ文明によって使用されていた暦のシステムです。マヤ文明は紀元前2千年から起源16世紀ころまで栄えていたとされている中央アメリカの古代文明です。
マヤ文明が神話を元に創り上げたマヤ暦は、作物の種まきや収穫時期、宗教にかかわる神事など生活における重要なイベントの日程を決める際に重宝されていました。
現在人類の多くが利用しているグレゴリオ暦は約30日でカウントされる月と12か月でカウントされる年という周期で構成されたとてもシンプルな暦ですが、マヤ暦は複数の周期が重なりあっているため非常に複雑です。
その中でも特に重要とされている周期がツォルキンという暦です。ツォルキンは260日周期で構成され、日にちを表す20のキンと月にあたる13のウィナルを組み合わせて表されます。
この暦はマヤ暦の中でも最も神聖なものとされ、マヤ暦占いにもこのツォルキン暦が使用されます。
他にも現在のグレゴリオ暦に似た太陽暦や、遥か昔の神話や未来の日付を記述するために使われたロングカウント呼ばれる暦など、マヤ暦にはさまざまな周期があります。
現代人でも理解するのに一苦労するこんな複雑な暦をマヤ人は日常的に利用していたなんて驚きですよね。マヤ文明が今の人類にはない叡智をもっていたという話を時々に耳にしますが、マヤ暦のことについて知るようになると、そんな話もあながちデタラメとは言えないのではと思ってしまいます。
そして何よりも次に紹介するマヤ暦をつかった占いの複雑さと正確さには驚かされます。マヤの人々はもしかしたら非常に高い知性を持つ文明からマヤ暦を使った占いの知識を学んでいたのかもしれません。
それではマヤ暦占いがいったいどんなものなのか、解説していきましょう。
マヤ暦占いの特徴
マヤ暦占いは太陽の紋章、ウェイブスペル、銀河の音という3つの要素からその人が考えていること、その人の本質、そして人生のテーマにいたるまで詳細に知ることができる占いです。
太陽の紋章が20種類、ウェイブスペルも20種類、銀河の音は13種類に分類されており、組み合わせの数はなんと全部で5200通り！組み合わせが多いということはそれだけ詳細に自分や気になる人のことを詳しく知れるということです。
自分が本来持っている使命や隠された特技なども示してくれるので、今後どの道に進むのが正解なのか迷った時などにも非常に参考になるでしょう。
もちろん好きな人や恋人との相性も詳細に占うことができます。お互いの宿命や人生のテーマも加味しながら占うので、相手が本当に運命の人かどうかも判明するでしょう。
太陽の紋章
太陽の紋章は全部で20種類に分類されています。太陽の紋章からは自分の表面上の性質がわかります。基本的な性格や現在の生き方にはこの太陽の紋章が特に強く影響しています。
ちなみに表面上の性質とは自分の顕在意識で認識できる性質のことを指します。例えば「自分は怒りっぽい」「さびしがり屋だ」など自分の性格や性質を考えた時にすぐに出てくるキーワードがありますよね。
これらは自分が顕在意識で認識できる表面上の性格というわけです。なので太陽の紋章で出た答えは自分でも思い当たる内容が多いかもしれません。
太陽の紋章が力を発揮するのは気になる人の性格を知りたい時です。まだあまり仲も深まっておらず、彼が普段どんなことを考え、どんな時に幸せを感じるのかなど、彼の基本的な性格などを知りたいときはまず太陽の紋章から調べてみましょう。
ウェイブスペル
ウェイブスペルは全部で20種類に分類されます。ウェイブスペルからは自分のより深いところにある本質がわかります。
自分の本質と言うのは普段自分が認識できる顕在意識の領域ではなかなか理解することができません。ウェイブスペルは自分ではなかなか認識できない潜在意識の中にかくされた本当の自分を教えてくれます。
脳科学では、人間が普段の生活で意識的におこなっている行動においては脳全体の約3％しか活用していないということがわかっています。では残りの97％は何に使われているのでしょうか？実は脳の活動の97％は潜在意識に使われているのです。
潜在意識の中には私たちが普段意識していることの何十倍もの情報が詰まっています。ただ、潜在意識には「情報を言語化できない」という弱点があります。というのも潜在意識にはあまりに膨大な情報が詰まっているため、それらを言語化してしまったら人間の脳がパンクしてしまうからです。
なので潜在意識は直感や身体的な反応によって人生におけるヒントや、秘めた才能など、いろいろなサインを送ってくれています。しかし、日々忙しい現代人にはなかなか潜在意識からのサインに気づけるほどの心の余裕がありません。
そんな人にはマヤ暦のウェイブスペルがとてもおすすめです。ウェイブスペルを利用すればあなたの潜在意識の中身が手にとるようにわかります。
ウェイブスペルは、自分がどんな能力を持っているのか、そしてどんな使命を持って生まれてきたのかなど、これまで気づかなかった本当の自分に引き合わせてくれるでしょう。
特に人生の岐路に立たされている人にはプロの占い師さんにウェイブスペルを見てもらうことをおすすめします。
銀河の音
マヤの考え方では、この地上には宇宙から13種類のエネルギー波が毎日一つずつ送られているとされています。
音も波の性質をもっていることから、このエネルギー波を銀河の音と呼んでいます。銀河の音からはあなたの生き方や職業における適性、行動パターンなどを知ることができます。
銀河の音は特に社会的な役割についての暗示が多く、どのような仕事と相性がいいのか知りたい時に重宝します。
多くの人は「自分はリーダーとしての資格があるのか」とか「こんなところでくすぶっていていいのだろうか」などと悩んだ経験があるでしょう。
そんな時には自分の銀河の音を調べてみることをおすすめします。銀河の音は「嘘がヘタ」「責任感が強い」「ナンバー2に向いている」など非常に具体的にあなたの性質を示してくれます。
銀河の音の鑑定結果から今後の自分の進路を決めてみるのもいいかもしれません。
マヤ暦で占う方法
マヤ暦で太陽の紋章やウェイブスペルなどを占うためには自分の誕生日からマヤ暦のキンを割り出さなければなりません。
この計算式が非常に複雑なため、ほとんどの人は自分の属性を見つける前に挫折してしまいます。それでも自分で占ってみたいという人はネット上にある計算ツールを利用しましょう。計算ツールを使えば自分や占いたい相手の生年月日さえわかれば簡単にそれぞれの属性を割り出すことができます
しかし、やはりより正確に、詳細に占いたいのであればプロの占い師さんに見てもらうのがおすすめです。マヤ暦占いは通信教育のコースがあるほど奥深く複雑な占いです。なので本当に正確にマヤ暦で占ってもらうにはかなり専門的な知識や経験が必要になります。
逆にいうと、専門的にマヤ暦占いを学んだ人からはあなたの人生や恋愛、仕事において非常に多くのヒントが得られるでしょう。今までまったく気が付かなかったあなたの才能や心の奥底に眠っていた願望に気づくチャンスかもしれませんよ。
まとめ
いかがでしたか？マヤ暦占いはとても神秘的で奥深い占いです。初めはちょっとした好奇心からマヤ暦占いを始め、気づいたら日々の予定をマヤ暦をベースにしてたてているという人もいるほどです。
それだけの魅力をもつマヤ暦占いを是非みなさんも体験してみてください。マヤ暦をきっかけに潜在意識のメッセージに気づき、新たな人生を歩むきっかけになるかもしれませんよ。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
