最強の相性占い【宿曜占星術】を詳しく解説!

みなさんは宿曜占星術という占いを知っていますか?それほどメジャーな占いではないので初めて聞いたという人も多いかも知れません。

宿曜占星術は少々占い方が複雑なため、一般的には普及しにくいという側面があります。しかし鑑定の精度は非常に高く、特に相性占いにおいては非常に実用的な占いとして知られています。

好士ねおん
本記事ではそんな宿曜占星術の特徴や占い方について解説していきます!

宿曜占星術の歴史

宿曜占星術は3000年以上も昔の古代インドで生まれました。天体の動きを元にして人の宿命や性質を占うため、東洋版ホロスコープとも言われています。ただし太陽の動きを軸にして鑑定する西洋のホロスコープとは対照的に、宿曜占星術は月の動きを鑑定の軸にしています

インドで生まれた宿曜占星術はその後中国に伝承され、成熟していきます。日本に渡って来たのは平安時代で、弘法大師空海により日本に持ち帰られたとされています。

当時の日本は占いが非常に重要視されていました。政治や戦など重要な局面では陰陽道が用いられ、安倍晴明などの陰陽師が活躍していたという記録が残っています。

そんな時代に宿曜占星術が日本に入ってきたわけですが、なんとすぐに門外不出の占術となり、貴族の間だけで使用されるようになりました。その理由は宿曜占星術の的中率があまりに高く、貴族たちが一般人に宿曜占星術が知れ渡るのを恐れたからです。

しかし時代が流れ、階級意識が薄れてくると共に宿曜占星術の存在もようやく一般に知られるようになったのです。歴史は古いながらも世に出るのが非常に遅かったというのも宿曜占星術があまり知られてない原因の一つかもしれませんね。

 

宿曜占星術は相性占いに最適

宿曜占星術は月の動きを元に人間の宿命や性質などを27の宿に分けて占います。28宿を使って占う方法もありますが、こちらは主に風水を占う際に使用します。本記事で解説しているのは27宿をつかった本来の宿曜占星術です。

世の中には人間をいくつかのタイプにわけて占う方法は数多くありますが、27ものタイプに分類するというのは他に類を見ません。

27のタイプがあるということは、相性を占う際の組み合わせは729通りにものぼります。星座占いの組み合わせが144通りなのを考えるとその組み合わせの多さがわかりますね。慣れるまでは鑑定が大変なため、宿曜占星術は世の中に普及しにくいかもしれません。

しかし、組み合わせが多いということはそれだけ精度の高い鑑定結果が得られるということです。宿曜占星術をしっかり身につければ、他人との相性や望ましい対応、トラブルへの対処法などあらゆる問題の解決に役立てられます。

もちろん恋愛成就も強力にサポートしてくれる占いなので、片思い中の女性などには特におすすめです。

 

27宿の調べ方

宿曜占星術では自分や相性を占いたい相手の宿を調べるために生年月日を使用します。もし相手の生年月日を知らない場合はなんとか工夫して聞き出してみましょう。

相手とある程度コミュニケーションが取れる場合は、どうぶつ占いなどのポピュラーな話題をきっかけに聞き出してみるのもいいかもしれません。

いきなり宿曜占星術で占うというと抵抗を持たれてしまいそうですが、誰もが知っているようなメジャーな占いの話からなら自然と生年月日を聞き出せるでしょう。

ただ、宿曜占星術でそれぞれの本命宿を割り出すには非常に複雑な計算式が必要になります。なのでネット上にある宿を割り出すツールを利用するか、プロの占い師さんに鑑定してもらうのがおすすめです。

占い師さんに鑑定してもらえば、片思いの相手や復縁したい相手にどうアプローチすればよいかなど、より具体的かつ実用的なアドバイスが聞けるでしょう。

 

27宿それぞれの特徴

ここからは27宿それぞれの特徴を解説していきます。

昴宿(ぼうしゅく)

気品があり、センス抜群。頭も非常にキレるタイプで名声を得る人が多いと言われています。ただし周囲の目を気にしてうまく自分の考えを行動に移せないこともあります。

翼宿(よくしゅく)

真面目、誠実な人格者です。しかしあまりにものごとを真剣に考えすぎるゆえに融通がきかないと周囲に思われることもあるかもしれません。

斗宿(とうしゅく)

カリスマ的な魅力を持っています。どんな状況でも踏ん張りがききますが、自分の力以上に頑張る傾向があります。時にはリフレッシュすることも大事です。

畢宿(ひつしゅく)

包容力があり、優しく温厚な性格です。周りからの評判も良く、信頼されやすい宿です。
柔らかい印象ですが、自分の意志はしっかり貫きます。

軫宿(しんしゅく)

控えめで大人しいタイプです。しかし、実はしたたかな面もあり、うまく世の中を渡っていける宿です。意外と行動力もあります。

女宿(じょしゅく)

コツコツ努力し安定した人生を送るタイプです。
ただしコミュニケーションが苦手な傾向があるため、人間関係のトラブルに注意が必要です。

觜宿(ししゅく)

コミュニケーション能力が高い宿です。頭もよく、周りの人に好印象を与えるのが上手なため、自然と周囲に人が集まってきます。

角宿(かくしゅく)

人間関係が得意で周りからの好感度が高いです。社交性に富んでいて、楽しいことが大好きです。

虚宿(きょしゅく)

精細なアーティストタイプです。人あたりはいいですが、二面性がありなかなか本音が言えない特徴があります。

参宿(しんしゅく)

エネルギーに溢れており、高い行動力を持っています。自分の気持ちに正直で、嘘をつけないタイプです。

亢宿(こうしゅく)

真面目で規律を守り信念を貫きます。自己愛が強く、自己肯定感が高めな傾向もあります。少々頑固なところがあり、トラブルのもとになる事があるので注意が必要です。

危宿(きしゅく)

楽しいことが大好き。いろいろな人と、打ち解けて仲良くできます。良好な人間関係を築けるタイプです。

井宿(せいしゅく)

慎重で思慮深いタイプです。どんな状況でも冷静に判断ができます。一方で愛情に溢れており、人の役に立ちたいという願望をもっています。

氏宿(ていしゅく)

柔和な印象がありますが、強い意思を持っています。人から好かれやすい宿です。
しかし、負けず嫌いなため、勝負ごとになると熱くなるという一面があります。

室宿(しつしゅく)

27宿の中で一番モテる宿です。自信に溢れて、少しくらいの失敗は気にせず前に進めます。
ただし大きな挫折を味わうと、立ち直るのに時間を要します。

鬼宿(きしゅく)

明るく、行動力があるタイプです。優れた直感力があるため、自分の行くべき道を正しく選択できます。ただし、だまされやすいところがあるため注意が必要です。

房宿(ぼうしゅく)

勘が鋭く、洞察力に優れています。相手の気持ちを察するのがうまく人間関係のトラブルには巻き込まれにくいです。人を惹きつける不思議な魅力があります。

壁宿(へきしゅく)

人懐っこく、世話好きで優しい宿です。いろいろな人から好意を寄せられますが、他人になかなか本音は見せません。頼みごとを断れない面もあります。

柳宿(りゅうしゅく)

穏やかで温厚な印象ですが実は感情の起伏が激しい宿です。人間関係は良好ですが、人の気持ちに敏感で、影響を受けやすいという面もあります。

心宿(しんしゅく)

明るく陽気に見えますが、実は繊細なタイプです。愛されるタイプで周りに人が集まってきます。
人の嘘には過敏で人間不信になりやすいという面もあります。

星宿(せいしゅく)

芯がとても強くて、人情に厚く義理があります。しかし、人に頭を下げるのが苦手で、そのために損をすることもあります。

奎宿(けいしゅく)

人当たりが良くておっとりしています。しかし間違ったことが嫌いなため、ダメなものはダメとキッパリ否定します。地味にコツコツ努力できるタイプです。

尾宿(びしゅく)

真面目でストイックなタイプです。ものごとを突き詰めて考えるので気難しいと思われることも。
負けず嫌いな一面もあります。

婁宿(ろうしゅく)

人の本質を見抜く洞察力をもっています。穏やかで温厚なため、対人関係も良好です。才能に溢れており、さまざまなジャンルで成功できる可能性をもっています。

張宿(ちょうしゅく)

人を引っ張る力があり、リーダーに向いている宿です。ただし独りよがりになってしまい周囲から不評を買うこともあるので注意が必要です。

箕宿(きしゅく)

開放的な性格で自由を好みます。他人のことにあまり関心がなく、それが原因でトラブルになることもあります。

胃宿(いしゅく)

頭がよく自分の意思をしっかり持っています。年下や部下から慕われるタイプです。目下の人間に慕われているとはいえ、自分勝手すぎると人が離れてしまうので注意しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?宿曜占星術は人間の性質を細かく分類した、とても正確で実用性の高い占いなんですね。

今回は大まかのそれぞれの性質について述べましたが、宿が持つ運命や宿同士の相性など、宿曜占星術をつきつめていくと本当に様々なことがわかります。

宿曜占星術を個人で学ぶのはなかなか難しいので、是非一度プロに見てもらい、宿曜占星術の楽しさ奥深さを味わってみてください。