みなさんは「寅の日」という言葉を聞いたことがありますか？
寅の日は一粒万倍日や天赦日と並ぶ吉日とされていて、この日にお金に関する行動を起こすと運が開けると言われています。
とは言ってもお金に関する行動とはどんな行動をさすのでしょうか？気になる人も多いですよね。
寅の日はなぜ縁起がいい？
「そもそもなぜ寅の日は縁起がいいの？」と疑問に思う人もいるでしょう。暦上では昔から方位や時刻、年月日などを十二支で表しています。いまでも日本人は「今年は申年」などと十二支を意識していますよね。
日にちにもそれぞれ十二支が当てはめられており、12日周期でそれぞれの干支の日がやってきます。つまり「寅」とは、十二支の寅のことを言っているんですね。
実は古来の中国では虎はとても縁起の良い動物とされていました。虎の体を覆う金色の毛皮は金運を高める象徴であり、邪気を追い払う神聖なものだと考えられていたのです。
「虎は千里行って千里還る」という言い伝えがあります。この言葉から、「財布を買うとお金を呼び戻す」「投資したら結果がすぐに返ってくる」「旅に出たら無事に帰ってこれる」と捉えられ、大変縁起のいい日とされています。
また、虎は財福の神さまとして信仰を集めている毘沙門天の使いとも言われています。言い伝えに夜と虎は一晩で千里の道を走ると言われ、毘沙門天の代わりに人々の願いを聞いて回っていたそうです。
このように寅の日には縁起の良い要素が凝縮されており、特に金運に対して開運が期待できる日です。寅の日を上手にすごして金運アップに繋げましょう。
寅の日にすると良いこと
それでは大きな開運効果が期待できる寅の日に「すると良いこと」を紹介していきましょう。
毘沙門天にお参り
虎は毘沙門天の使いです。そのため毘沙門天の縁日も寅の日に行われており、この日に毘沙門天を参拝すると願い事が叶いやすいと言われています。
ぜひ寅の日には毘沙門天を祀っているお近くの神社や寺院にお参りに行ってみましょう。また毎年1月は寅の月とされており、寅の月の寅の日に毘沙門天をお参りするとより大きな開運効果が期待できます。
さらに、寅年の寅の月の寅の日に参拝すれば金運パワーは最強。きっとどんな願い事も叶うでしょう。寅の日は月に2，3回しかないため、12年に一度のチャンスを決して見逃さないようにしてくださいね。
財布を買い替える
古くなった財布を買い替えるなら、寅の日がおすすめです。寅の日は「起こした行動の結果がすぐに返ってくる」日なので、この日に財布を購入すると使ったお金がより大きくなって戻ってきてくれるかも。
財布が張ると言われている春や、財布が実ると言われている秋の寅の日は特におすすめです。財布購入のために出したお金が将来何倍にもなって返ってくるでしょう。
宝くじの購入
出したお金が返ってくると言われている寅の日は宝くじを買う絶好のチャンスです。宝くじ売り場で「今日は寅の日」という張り紙を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
宝くじを買う前に毘沙門天をお参りして寅のパワーをもらうのもおすすめです。より金運が強まり、想像以上の高額当選を引き当てられるかも。
また、買った後の宝くじは黄色い布に包んで保管しておくといいと言われています。黄色は寅を象徴する色でもありますから、寅のパワーをさらに強める効果がありそうですね。
起業や開業や投資
寅の日は、何かを始めるのに絶好の日とされているので、新規ビジネスの開業や、お店の開店などにもおすすめです。
事業を始めるためにかけた投資なども大きくなって返ってきてくれるでしょう。また、会社の口座を作る日としても寅の日はおすすめです。
株の新しい銘柄を買ったり、FXをやるのにも寅の日はとてもおすすめです。金運が大きく上昇している状態なので、いくつか絞った候補のなかから直感で一つの銘柄を選ぶのもいいかもしれません。
高価な物品の購入
冷蔵庫や洗濯機、車やビジネス用の物件など、高価な買いものをするなら寅の日がおすすめです。寅の日は出したものが必ず戻ってくる日とされているため、ローンやクレジットで何かを購入してもスムーズに返済できるでしょう。
また、ビジネスに関連するものを買ったなら、その時に出したお金がよりたくさんのお金を連れて戻ってきてくれるかもしれません。
旅だち
「虎は千里行って千里還る」と言われていることから、旅立ちの日としても縁起がいいとされています。旅行はもちろんですが転勤や引っ越しにもいい日なので、可能ならば日程を虎の日に合わせましょう。
旅行をするならその土地の毘沙門天にお参りするのもおすすめです。時間に余裕があればパワースポットを巡ってみるのもいいかもしれません。さらに良い運気をとりむことができ、より安全で充実した旅が楽しめるでしょう。
虎の日に避けた方が良い行動
非常に運気の良い寅の日とは言え、何をやっても開運につながるわけではありません。ここでは寅の日に避けた方がいい行動について解説します。
入籍やプロポーズ
寅の日は「出たものが還ってくる」と言われているため、結婚して家を出た2人がまた戻ってくることを連想させます。そのため、この日に入籍や結婚式を挙げるのは避けた方がいいでしょう。
プロポーズをする日としてもこの日は避けた方がよさそうです。入籍や結婚式の日取りを決める際は、大安かどうかだけでなく、寅の日かどうかも合わせてチェックしましょう。
ちなみに入籍には母倉日がおすすめです。母が子を育てるように、天が人間を慈しむ日という意味があります。結婚や入籍などのお祝い事を行うのに良い日です。
お葬式
寅の日にお葬式を行うと亡くなった方をこの世に引き留めてしまうと考えられています。故人を成仏させてあげるためにも葬儀はなるべく寅の日を避けて行いましょう。
また、香典を渡す側も、出した香典が自分に還ってくる、つまり、自分が香典を渡される側になると捉えられ縁起が良くありません。
ただしお通夜は亡くなった方を偲ぶ日なので、寅の日に行っても良いとされています。
不成就日にも注意
不成就日とは何をやってもうまくいかない日と言われる大凶日です。不成就日は8日ごとにやってくるため寅の日と重なる時があります。
いくら寅の日に運気が上昇していても、不成就日にはその運気をすべて打ち消すほどの負のパワーがあるため、うかつに行動するのはやめておきましょう。
特に不成就日に何か新しいことを始めるのは大変危険です。寅の日だからと安心して開業や、投資などを始めるとのちのち大きな損失につながってしまうかもしれないので注意してください。
ただ、大凶の日と言っても過度に恐れることはありません。不成就日はよくいえば「休息の日」です。この日はゆっくり家ですごし、日ごろのストレスや疲れを癒すことに努めましょう。
寅の日と合わせて意識しておきたい吉日
寅の日は金運アップの日として大きなパワーがありますが、他の吉日を組み合わせることでより大きな運気上昇が期待できます。
一粒万倍日
一粒万倍日に起こした行動は後に万倍になって還ってくると言われています。数えきれないほどのお米が実る稲穂もたった一粒の籾から生まれますよね。まるで稲穂のように自分の起こした行動が大きく実ることからこの名称がつけられています。
寅の日と一粒万倍日が重なっている日は新しい事を始めるのに最高の日です。宝くじや投資、財布の買い替えなど、お金に関するイベントはこの日をめがけて行うときっといい結果が返ってくるでしょう。
ただし、一粒万倍日に借金や、ローンを組むというような負債を追うような行動はあまりおすすめできません。一粒万倍日に起きたことが万倍になって返ってくるため、借金も万倍になってしまう恐れがあるので注意してくださいね。
天赦日
暦の中でも最強の開運日とされている吉日のひとつで、 “天が万物の罪を許す日”、つまりは“何事も許され、スピーディーに物事が進む日”とされています。
一年に5回しかないため、寅の日と重なることは滅多にありませんが、もし重なっていたらそのチャンスを絶対に逃してはいけませんよ。宝くじや投資はもちろん、開業や引っ越しなど、寅の日と天赦日が重なった日に始めた事はどんなことでもいい結果をうんでくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか？寅の日には強い開運パワーがありますが、どんな行動をするか、また、他の吉日や凶日と重なっているかどうかで運気のパワーも大きく変わるんですね。
最近では寅の日や一粒万倍日などの吉日をネットで簡単に調べられるようになりました。是非自分の目的に合わせた最高の吉日を見つけ、大きなイベントを行う際の参考にしてください。
より正確に自分にとっての吉日を知りたいという人はプロの占い師に相談するのがおすすめです。プロの占い師さんなら暦上の吉日だけではなく、あなた自身の運勢の流れを読み、行動を起こすのに最良な日を提案してくれるでしょう。
