簡単に楽しく占える!ビブリオマンシーの魅力を解説!

世の中には実にさまざまな種類の占いが存在していますが、「ビブリオマンシー」という占いを聞いたことはありますか?もしかしたらあまり聞き馴染みがないかもしれませんね。

ビブリオは「書物」、マンシーは「占い」のこと。ビブリオマンシーとはその名の通り「書物占い」のことで、本を使って占う方法です。

好士ねおん
このとてもユニークで楽しいビブリオマンシーについて解説します!

ビブリオマンシーの特徴

ビブリオマンシーは、占いに使用する書物を選んで書物のページを直感で開き、目に留まった文言が質問の答えになるという占い方法です。

ビブリオマンシーの歴史は非常に古く、紀元前753年頃の古代ローマ時代にはすでに書物を使った占いが存在していたと言われています。

当時はキリスト教徒は聖書、イスラム教徒はコーランを主に使用していました。当時キリスト教は占いを禁じていましたが、庶民の間ではビブリオマンシーが大流行し、禁止令が出されたこともあったようです。

その後占いに使われる書物は多種多様に広がっていき、シェイクスピアの詩集などが使われていた時代もありました。

占いを自分でやるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。例えばタロット占いは、一枚のカードに正位置と逆位置があり、カードの向きによって意味合いが変わりますよね。そのカードのメッセージを読み解くのは難しそうで、占い初心者の方はなかなかとっつきにくいかもしれません。

一方、書物の文言からもらったメッセージならわかりやすく解釈できそうな気がしませんか?言葉だけでなく絵画やイラストから必要なメッセージをもらえる書物も数多く出版されており、お子さんでも自分で占えます。

ビブリオマンシーを使えば普段占いにあまり馴染みの無い方でも手軽に占いをすることができるのです。

 

ビブリオマンシーのやり方はとっても簡単!

それではビブリオマンシーの詳しい方法を解説していきます。

本を準備する

最初に本を選ぶところから既にビブリオマンシーの占いは始まっていると言われています。占いに使用する書物がすでにあなたの潜在意識によって選ばれていると考えられているからです。なので、どの本にしようかとあまり考え過ぎないように。ピンと来た書物を選びましょう。

一般的には聖書、詩集、名言集などから選ぶのが良いとされています。また、漫画や小説など自分の愛読書からチョイスするのもおすすめです。普段から慣れ親しんで何度も目にしている書物の方が、選んだメッセージの内容を理解しやすい場合があるからです。

手元に適当な本が無い場合は、図書館で借りてみてはいかがでしょう。あるいは、ふらっと立ち寄った書店で本を選んでみるのも面白いかもしれませんね。ビブリオマンシーは、この本を使わなければいけない、という決まりは一切無いので、占いたいと思った時にいつでも手軽に始めることができます。

聞きたい質問や占いたい内容を決める

占いに使う本を選んだら、次は質問を決めましょう。質問が決まったら、まずは深呼吸をして心を落ち着かせます。そして両手で本を挟むように持ち、本に向かって聞きたい内容を伝えましょう。

言葉に出しても良いですし、心の中で伝えても大丈夫です。その時に自分がピンと来るやり方であれば、どのような方法でも間違いはありません。

聞きたい質問は、あらかじめノートなどに書いて内容を整理しておくのをおすすめします。活字にして見ることで、自分の聞きたいことがきちんと伝わるのか客観的に確認することができます。この時に重要なのは質問の仕方です。

基本的にビブリオマンシーはYESか NOで答えられる質問に向いているとされているので、例えば「どうしたら結婚できますか?」という質問はあまり向いていません。この場合は「私は結婚できますか?」のような質問の仕方がベターです。

もしくは「30歳までには結婚できますか?」のように、質問する側が選択肢を設けてそれにYESかNOで答えてもらうやり方の方が、本からのメッセージを受け取りやすいでしょう。

直感で本のページを開く

聞きたい質問が明確になったら、もう一度気持ちを落ち着かせます。そして直感に従ってページを決めたらゆっくりと本を開きましょう。

最初に目に留まった箇所、もしくは指で触れている部分に書かれている単語や文章が、質問に対する答えです。

時間をかけて迷ってしまうと、潜在意識より顕在意識が優位になってしまい本来のメッセージが受け取れない可能性があるので、瞬間的に目に留まった箇所を見逃さないようにしましょう。

もしもメッセージがわからない時は

本からの答えは、もしかしたら質問に対して全く関係無い言葉かもしれません。質問の答えとしては全然ピンと来なかったり、どういう解釈をしていいのかわからない場合もあるでしょう。しかしその答えは自分の直感で選んだ答えなので、必ず意味があります。

最初はピンと来なくても、時間が経ってからその言葉の意味に気づき、腑に落ちることもあるでしょう。ノートやスマホに言葉をメモしておいて時々見返してみると、ふとしたタイミングで「このことだったのか」と気づくかもしれませんよ。

声に出して読む

本からもらった答えは見るだけでなく、できれば口に出して読んでみましょう。その言葉をただ目にするだけでなく言葉にして発することで、質問と答えがどのように関係しているのかより理解しやすくなると言われています。

 

得られた言葉は潜在意識からのメッセージ

ここまで読んで「たまたま目に入っただけの言葉になんの意味があるの?」と感じた人もいるかもしれません。しかし潜在意識の働きを知るとそれが偶然とは言い切れないことがわかるでしょう。

例えば「車の買い替えのために特定の車種の購入を検討していたら、急にその車種が目に入ってくるようになった」など、似たような経験をしたことはありませんか?人は一度何かを決めると、関連したものごとが急に目や耳に入ってくるようになります。

ビブリオマンシーを行う前に質問の内容をしっかりと確認するように解説しましたね。それはこの潜在意識の力を十分に発揮するためなのです。

あなたが強く心に抱いた質問を受けとると、潜在意識は周囲のあらゆる情報からその答えを見出そうとします。潜在意識の情報処理力は人間の想像を遥かに超えています。

質問の答えを探している所にたくさんの言葉が書かれている本を見ると、瞬時にその中から質問の答えに相応しいワードを選んでくれるのです。

それなりの根拠があるからこそビブリオマンシーはローマ時代から人々に親しまれ続けているんですね。きちんとやり方さえ守ればビブリオマンシーはお手軽かつとても役にたつ占いです。普段からお気に入りの一冊を持ち歩き、何かに迷った時はビブリオマンシーでヒントを得てみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

ここまでビブリオマンシーの歴史や方法、そしておすすめの本をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

よく、占いが当たるとかはずれると言う表現をしますよね。しかし、占いは当たるものというよりも、「自分の背中を一押ししてくれるメッセージのようなもの」だと思います。

本当はすでに自分の中で答えは出ているけれど、勇気が無くてあと一歩が踏み出せない。そんな時に直感で選んだ言葉には、その人に必要なメッセージが込められています。

自分ではうまくメッセージを読み解けないという方は、ビブリオマンシーを専門にしている占い師さんなどに相談してみてもいいかもしれませんね。